Day: June 17, 2024

固定資産税路線価とは
固定資産税路線価とは、固定資産税の評価額を算出するために使用される数字です。
固定資産税路線価を活用して、固定資産税額を計算します。
この固定資産税路線価は、公示価格の70%という評価基準に基づいて算出されます。
お住まいの地域の市町村（東京都の場合は区）が、3年に1度の頻度で固定資産税路線価を公表しています。
固定資産税路線価は、納税者が固定資産税を納めるための基準となり、他の税金（不動産取得税や登録免許税、都市計画税など）の算出にも使用されます。
固定資産税路線価と相続税路線価の違い
「路線価」と聞くと、一般的には相続税路線価を想像されるかもしれません。
しかし、固定資産税路線価と相続税路線価は、異なる数字です。
相続税路線価は、相続税を算出するために必要な数字であり、その金額自体も固定資産税路線価とは異なります。
相続税路線価の目安とされているのは、公示価格の80%です。
一方、固定資産税路線価の目安は公示価格の70%です。
両者の算出基準が異なるため、固定資産税路線価を調査する場合は、相続税とは異なる視点で考える必要があります。
参考ページ：不動産購入後の固定資産税路線価の調べ方や相続税路線価との違いについて解説！
固定資産税路線価の調べ方
固定資産税路線価は、市町村（東京都なら23区）が算出しています。
実は、この固定資産税路線価だけではなく、公示価格、実勢価格（時価相場）、都道府県地価調査価格など、土地の価格を表すさまざまな数字が存在しますが、これらはすべて異なる価格を表しています。
固定資産税路線価を調べるためには、お住まいの市町村（または東京都の場合は区）の公表を確認してください。
固定資産税路線価は、不動産売買や資産評価、借地料の計算にも役立つ情報ですので、必要な場合は市町村の公表を参考にすることをおすすめします。

中古マンションを検討中の方へのアドバイス
高額な買い物であるマンションを購入する際、中古マンションを検討する方もいらっしゃいます。
マンションを選ぶ際には慎重さが必要であり、その点でお悩みの方も多いかと思います。
この記事では、中古マンションを購入する際に留意すべきポイントやメリット・デメリットについてご紹介します。
さらに、購入時にかかる諸費用や新築マンションとの比較についても詳細に解説いたしますので、ご参考になさってください。
中古マンションを購入するメリットについて
まず、中古マンションを購入するメリットとしては、価格が新築マンションに比べて安いことが挙げられます。
参考ページ：中古住宅購入流れ期間 マンションを購入するメリット・デメリットを解説！
現在の首都圏における新築マンションの平均価格は2021年上半期時点で約6,414万円と言われていますが、一方で中古マンションの平均価格は2021年4〜6月の調査によれば、約3,837万円となっており、新築マンションよりも格段に安く購入することができます。
この価格の差は、初期費用を抑えることができるだけでなく、余った資金をリノベーションやリフォームに活用することも可能となります。
また、中古マンションは購入後の資産価値の低下が少ないというメリットもあります。
一般的に、新築マンションは購入直後から20％の価値が下がると言われており、資産価値として損失を被ることとなりますが、一方で中古マンションはそういった大幅な値下がりの可能性が低く、資産価値を保つことができるのです。
このように、中古マンションは安価な価格と資産価値の維持という点でメリットがあります。
ですから、中古マンションの購入を検討されている方々にとって、適切な選択肢であると言えるでしょう。
ただし、購入時には注意すべきポイントもありますので、次の項目で詳しくご説明いたします。